攻めの経営で頑張る鹿児島銀行

鹿児島銀行の経営戦略

鹿児島銀行の経営戦略は、ある意味わかりやすいものです。まず、資本力を強化することとに全力を注いでいるのが大きな特徴です。熊本県の肥後銀行との経営統合を図ることで、資本力の強化に成功した鹿児島銀行は、この経営統合を活かし、さまざまなプラットフォームの再編にも着手しています。

プラットフォームの再編にあたり、特に力を入れているのは経営の基盤ともいえる、業務アプリケーションや勘定系システムの統合です。この統合により、経営コストが削減されたのはもちろん、店舗ごとに共通のサービスが展開できるようになり、両行のATMが相互に無料開放されるなど、顧客が経営統合のメリットを実感できる環境が整いました。

また、資本力の強化を行ったことで、浮いたコストを金融商品の金利アップや、既存のサービスの拡充のための費用として使えるようになりました。顧客にもメリットがあるこれらの取り組みは、今後の鹿児島銀行においてもますます重要視されることでしょう。

その他、企業向け融資の強化も進められています。一般的な企業向け融資だけではなく、先進的な取り組みに対する融資、ベンチャー企業に対する融資など、地域経済の活性化や、新たな産業の創出に関する取り組みに対しても、積極的に融資が行われるようになったことは、地域経済においても大きなメリットと言えるでしょう。

このように「わかりやすい」経営戦略の効果もあって、鹿児島銀行の株価は年々上昇傾向にあります。投資家にも受け入れられているこの経営戦略は、今後も継続していくことでしょう。