案外知られていない信用組合のいろは

信用組合とはどんな金融機関なのか

信用組合とは、日本における金融機関の形態の一つです。正式名称は信用協同組合といいます。信用組合は、日本国内において会員をつのり、会員から得た出資金を原資として運営される金融機関です。金融機関としては一般的な地方銀行、信用金庫とも変わらない業務を行っていますが、会員でなければ受けられないサービスや利用できない商品も存在しています。ちなみに略称は「信組(しんくみ)」と呼ばれることが多いです。

よく「信用金庫」と名称が似ているので間違われやすいのですが、これは根拠となる法律が違うために、名称が「組合」となっているのです。実際に金融機関として信用組合が行っている主な業務は、預金の預け入れや引き出しなどの貯蓄業務、預け入れられた資金の移動や振り替え、そして企業ローンや住宅ローンなどの貸し付け、手形の発行などを行っていて、市中の銀行や信用金庫とあまり変わりがありません。

信用組合の根拠となる法律は「中小企業等協同組合法」です。この法律ができる前からも「信用組合」という呼称を使い、会員向けの金融業務を行っていましたが、法律が施行されてからは法律の範囲内で会員外の人に対しても金融サービスを実施するようになりました。

信用組合の起こりとしては、最初は中小企業同士で資金を共有しあう互助的なものだったのですが、次第にその規模を拡大し、相互に融資を行うなど、金融機関としての業務を拡大発展させていきました。拡大発展の過程で信用金庫など別形態の金融機関にリニューアルした事例もあります。営業エリアは主に都道府県単位レベルであることが多いのですが、ATMなどの相互利用など全国的なネットワークも構築されています。