案外知られていない信用組合のいろは

信用組合が生まれたきっかけ

信用組合が生まれるきっかけは、中小企業間の資金移動や中小企業向けの融資を行う金融機関の存在が必要となったことに始まります。信用組合は法律上でいえば「会員制金融機関」という位置づけとなっていて、会員イコール出資者が信用組合の資産を提供し、集められた資産を会員間で相互に活用できるよう、貯蓄業務や融資業務を行うようになったわけです。

そのため、信用組合は特定の地域において発足し発展するケースが多く、一般的には営業エリアが都道府県単位のレベル、あるいは市域レベルで運営されている信用組合も多いのです。一般的に信用組合で多いのが「地域信用組合」と呼ばれる形態で、地域内の小規模事業者や住民が組合員となって発足している場合が多いです。

その他信用組合には、同業者が集まって誕生した「業域組合」であったり、特定の工業地域や産業が集約しているエリアにおいて発足する「職域組合」が生まれたきっかけであることも多いです。それぞれ職域や業域で金融機関としての業務を行ってきましたが、その後の規模拡大によって地域組合に移行した組織もあります。

現在日本国内に設立されている信用金庫の多くは、地域組合から生まれている場合が大半です。例外的なものでいえば「朝銀信用組合」や「商銀信用組合」といった、在住外国人が会員となって構成されている信用組合もあります。もちろん、会員外の人や、日本国籍の人でも利用できますので、自宅から一番近い金融機関として利用することもできます。